鈍い銀色のシンプルな指輪。











指輪








「…ちょ、ちょっと待――」

「待てない」

カイはタカオを組み敷き、その服をするすると脱がしていく。
慌ててタカオは声を上げるがカイはその言葉を遮り、タカオの耳元に下を這わす。
耳の後ろにぬるく湿った感触。
耳たぶを軽く噛み、その状態で囁く。

「今日は最後までするからな」

声変わりしてもなお、その声に含まれる艶は消えず、タカオの頬に赤みがさす。
反論しようとするタカオを待たずにソレを掴み、上下へと動かす。
耳たぶをあまがみしながら、空いた方の手で胸の突起を軽く撫ぜる。

「…っあ」

悪寒にも似たその感覚に、思わず声が出る。
毎度のことながら、タカオはその自分の声を恥ずかしがり、手で口を塞ぐ。
その様子をどこか面白そうに眺め、先程よりも強く突起を摘み、上下に動かす手を早める。
それと同時に耳から首筋へ、首筋から肩へ、肩から胸のもう片方の突起へと、舌を使いながら顔の位置を下げていく。
タカオ身体が強張り、口を押さえていたはずの手はカイの頭へと回された。
それを合図にしたのか、カイはタカオのソレを口に含み、なめ上げる。

「ぅ……ぁっひゃん」

手でされていた時よりも強いその感覚。
声を抑えるための手はカイの頭に回され、タカオは我を忘れて声をあげる。
その様子を満足そうに見ながらカイは舌を動かす。
クチュクチュと音をたて、舐め上げる。
そして、どこから出したのかチューブのようなもののふたを開け、その中身を自分の指にたっぷりととった。
その指をタカオの秘所へと持っていき、そこにチューブからとったものを満遍なく塗り込み、もう一度指にそのチューブの中身をとる。
カイは口でソレを銜え、その指をその穴へ突っ込んだ。

「んぁあああぁぁ…」

一際高い声で泣き、タカオの身体が跳ねる。
カイはタカオが吐き出したモノをこぼさずに飲み込み、突っ込んだ指をグリグリと動かす。

「やっ…」

嫌悪感を含む声を無視し、そのまま指をぐちゃぐちゃと中をかき回す。
タカオ自身を口で含んだままで。

「…ぅあ…ゃん」

ソコは見る間に元気を取り戻し、嫌悪感はいつの間にか快感へと摩り替わる。
部屋の中には、タカオの声と水音とベッドのきしむ音しかしない。

「ぁ……ぅん」

また一際声が高くなる。
どうやら絶頂が近いようだ。
だがカイはそこで突然行為をやめた。

「っ……!?」

突然止められて戸惑う。
ちゅうぶらりんになった快感に秘所が疼き、腰が動く。
カイの口はまだタカオを銜えたままだ。

「は…んぅっ」

「ずいぶんとはしたないな…」

そのセリフにタカオはカイを見る。
一瞬視線が絡み合い、カイが視線を外し、口もソコから離す。
カイはタカオの腰を押さえつけ、タカオのソコに丸いものをはめ込んだ。

「………!?」

その丸いものはキツく、これではイクにイケない。

「やぁ……」

「嫌? すぐにヨクなる」

カイは笑い、一気にタカオを貫いた。
散々慣らされていたソコは、難なくカイを受け入れる。

「んぅ…ひゃん」

カイが動くとタカオが声をあげる。
丸いモノで塞がれたソコが苦しいけれど、それでもカイの動きに合わせて段々と快感が燃え上がってくる。

「…………ぁっ!!」

ぎゅっと一瞬強く締まったソコに、カイはタカオがイった事を知る。

「後ろだけでイケたな」

囁かれたその言葉に羞恥が呼び起こされ、羞恥を感じても容赦なく襲い掛かってくる快感にタカオは涙する。
イケたことはイケたが、タカオのソコは熱を持ったままで。

「外して欲しいか?」

その言葉にタカオはうなずく。
即答したタカオに微笑み、タカオの目元に口付け、涙を舐める。

「素直だな」

そして、外される丸い指輪。
それと同時にカイの動きが激しくなり、カイの手がタカオのソコを握る。

「あ…あ…っぁあ」

タカオは中心も中も激しく擦り上げられ、声も言葉もわからなくなる。
カイは無言で動き続け、タカオは声高に鳴き続ける。

そして。




   *  *  *




「カイの馬鹿!」

ぼふっ

タカオが投げた枕を、カイは難なく受け止める。
その様子を見て面白くなさそうに頬を膨らますタカオ。
そんなタカオに思わず笑ってしまう。

「笑うなよ」

不貞腐れた…怒った顔も可愛くて。

「笑うなって言ってるだろ! この野郎!!!」

拳を握って振り回す。
ヤリ過ぎた自覚があるだけに、素直に拳を受ける。
タカオも伊達に武道の道を進んでいるわけでもなく、その拳は結構痛い。
まあ、もちろんそんな事を少しでも出すようなカイではないが。

大人しくタカオの拳を受けていたカイだが、突然、

「やる」

と言って、タカオの手の上に何か小さなものを放る。
タカオはそれを落とさないように慌てて掴む。
それは丸くて、鈍い銀色の、シンプルな――

「…指輪?」

そう呟くとカイは笑みを深くする。

「一応、18になったからな。ケジメだ」

一瞬何かと考え、思い至り、顔を赤くする。

「ちょっと待て、オレら男どう――」

「俺はお前が好きだ、タカオ」

タカオの言葉を遮り、カイは言う。

「俺はお前が好きだ。それは生涯変わらない」

だから問題ないんだ…と、断言するカイに、混乱するタカオ頭。

「子供は? 跡継ぎとか――」

「養子を取ればいい」

「でも男――」

「タカオは嫌か? 俺と生涯共に暮らすのは」

「そんなことあるわけないだろっ!!」

「なら問題ない」

カイはタカオを抱きしめる。

「一緒に暮らそう」





































ここまで来るとタカオもどうすればいいのかわからなくなって

「ずっと一緒にふたりで暮らそう」

嬉しそうに自分に言うカイの言葉に頷いた。








































こうして二人の同居は始まった。

























<あとがきっぽい裏設定っぽい言い訳>

相方へ。
6月企画だったのにもう7月。
遅くなってごめんなさい。
てか、してるだけ(爆)
推定年齢18歳。男同士のカイタカえろ。
しかもカイ様ちょっと鬼ち(撲)…(倒)
てか、ずいぶん慣らされてるな、タカオたん(爆死)

タカオたんが中一の時から付き合っている設定。
ちなみに最後までするのは初めてっつーことでよろしく(笑)
タカオたんを、普通のお年頃な青年にしたかったのに、
思ったよか乙女になった。どーしよう。
てか、本当はもうちょっと細かく描写しようかと思ってたんだけど、
さすがに、アレかな〜…と思ったので割愛。
そしたらますます意味がわからなくなっちゃった(爆)
なので多少強引に終わらせてます。
ごめんなさい(土下座)





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